駐車場は一般公道ではないため、衝突事故が起こった時に過失割合で揉めることが多いです。

特に、バックで駐車しようとしている車と走行中の車との事故は後が絶たず状況によっても過失割合が違ってきます。

実体験を交えながら解説していきます。

ハザードを点灯させながらバックで駐車

Tさん 男性の体験談

地元の大型ショッピングモールで買い物をしようとして立体駐車場に入りました。

休日の昼だったため、駐車場の空きを探す車で大変混雑していました。運よく前方の車が出庫していったので、ハザードを点滅させながらバックで駐車しようとしました。

車の後部が区画の中に入るか入らないかのタイミングで、後ろから『ズドン』と乗用車に後ろから追突されてしまいました。

仕切りに左右を確認しながらバックしていたので後方からの接近には気付いていませんでした。

事故状況は?

バックで駐車中に後ろから追突

(A)こちらの状況

  • ハザードを点滅させながらバック
  • 後方からの接近には気付かず
  • バック中で僅かに動いていた

(B)追突した側の状況

  • 前方不注意
  • 駐車場内で徐行

私の車は軽自動車で相手の車は普通車だったためか、追突された私の車の方が損傷がひどかったです。

リアバンパーがかなりやられてしまい、交換修理に15万円。もともと中古車だったために修理をせずに全損扱いにしました。

過失割合は?

バックで駐車中に後ろからの走行車に追突された場合

基本過失割合は20:80になります。(A:B)

一般公道ではない駐車場といえども、基本的には双方動いている場合は双方の予想責任回避責任が問われます。

ただし、一方に過失が認められる場合はこの限りではありません。

(A)バック側に過失がある場合

  • 後方を確認していなかった
  • 急停車し急にバックを始めた
  • 無理な角度、位置で駐車しようとした

このような過失が認められる場合は30:70(Aに著しい過失あり)、40:60(Aに重過失)が認められる場合もあります。

しかし

  • Bが安全な位置に停止しクラクションを鳴らしていた

このような場合は、完全にA側の過失となり100:00となると考えられます。

(B)走行側に過失がある場合

  • 前方不注意
  • 徐行なし
  • Aが接近に気付き止まってクラクションを鳴らしていた

このような過失が認められる場合は10:90(Bに著しい過失あり)、00:100(Bに重過失)が認められる場合もあります。

【関連】事故車は修理?買い替え?損しないのは?

【関連】修理してから売る?修理せずに売る?

駐車場の過失割合は揉めやすい

駐車場の接触事故は狭いこと、第3者の目が多いこともあり警察を呼ばずに当事者だけで示談してしまうケースが多いです。

しかし、後日過失割合の話し合いになった途端に証言が二転三転して「止まっていた」「注意していた」の応酬になってしまい大揉めしてしまいます。

そうならない為にも、駐車場であっても接触事故があった場合は警察を呼ぶようにしましょう。

安全な場所に完全停止していて『絶対に自分は悪くない』と思っていても屁理屈を重ねて不快な思いをすることも少なくありません。

過失が無いと信じ切れるなら保険会社が渋っても弁護士特約を使ってしまうのもの手です。もし特約が無い場合は交通事故のトラブルに強い無料相談の法律事務所に相談するのが安心です。